敏感肌用日焼け止め選びは結構難しい、刺激成分回避と効果を考える

2021年5月25日2024年10月2日

紫外線がだんだん強くなって、日焼け止め対策の必要性が増す季節になってきました。

気象庁のサイトの紫外線の日最大UVインデックスのつくばのグラフを見ると、「弱い」とされているのは11月半ばから2月半ばまでで、2月後半から7月にかけては上り坂で、うち2月後半から5月前半までが「中程度」、5月後半から9月上旬が「強い」の領域になっています。

紫外線が健康に与える影響については、環境省のサイトにも、まとめてあります。

急性の影響としては、日焼け、紫外線角膜炎（雪目）、免疫機能低下が挙げられています。また、慢性の影響としては、皮膚にはシワ、シミ・日光黒子、良性腫瘍、前がん症（日光角化症、悪性黒子）、皮膚がんが挙げられます。さらに、目には白内障や翼状片といった影響が挙げられます。

日焼け止めの「SPF」と「PA」

そこで、つばの広い帽子を被ったり、日傘をさしたりするわけですが、それだけでは防ぎきれませんので、日焼け止めを塗るという手段も必要になってきます。

まずは商品の効果を考えます。日焼け止めの商品を見ると、「SPF」とか「PA」という項目と数字が表示されています。

2つの項目があるのは、肌に影響する紫外線の種類が２つあるからです。UV-B（紫外線B波）は肌の表面が赤くなる炎症を引き起こし、肌の表面に発生した活性酸素が過剰なメラニン色素を作りだして、色素沈着させてシミやそばかすの原因になります。

一方、紫外線のうちUV-A（紫外線A波）は、肌の奥深く真皮まで到達して、肌の内部に活性酸素を作り、シワやたるみなど、肌を老化させます。

SPF（Sun Protection Factor）とは、シミやそばかすの原因となるUV-Bを防止する効果を表す指標です。「SPF 30」や「SPF 50」のように、数字を表示していて、数値が大きくなるほど効果が高くなります。

この数値は、紫外線を浴び始めてから日焼けするまでに要する時間（普通は概ね15～20分）を、何倍遅らせることができるかを示しています。つまり、30であれば、30倍、50であれば50倍です。

一方、PA(Protection Grade of UVA)とは、肌を老化させるUV-Aを防止する効果を示す指標です。数値が大きくなるほど効果が高いとされていますが。しかし、具体的な数字ではなく、＋の数が多ければ多いほど効果的、という表示になっています。＋は1個（PA+）から4個（PA++++）まであります。

敏感肌向けの日焼け止め選び

以上を踏まえた上で、敏感肌向けの日焼け止めを使いたいなら、肌への刺激となる成分が含まれていないものを選ぶ必要があります。ただ、厄介なことに、1つの商品だけで完璧とはいかない場合もあります。肌質や外出時間などを考えて、複数商品を使い分ける必要が生じるかもしれません。

肌にやさしいスキンケア商品というと、無香料、無着色、パラベンフリー、というのが基本です。しかし、日焼け止めの場合、敏感肌の人や赤ちゃんにとって、紫外線をしっかりブロックしてくれる紫外線吸収剤も、刺激になってしまう場合があります。

かといって、肌にやさしい紫外線散乱剤のみの日焼け止めは、汗で流れてしまいやすく、流れてしまえば紫外線防止効果が得られないという欠点があります。

さらに、成分の問題に加え、白くなるのが嫌だとか、石鹸だけで洗い流せるタイプがいいとか、人によっていろいろな好みもありますし、コスパの問題もあります。理想の日焼け止めと出会えてるまでに、試行錯誤を要する人もいるかもしれません。

DHCの肌にやさしい日焼け止め
DHCマイルドUVプロテクション（SPF30、PA++++）は、肌にやさしい日焼け止めです。無香料、無着色、パラベンフリーで、3種類の植物エキスを配合しています。気になるベタつき、白浮きはなく、通常の洗顔料やボディソープで落とせます。たっぷりの容量のポンプ式で、家族みんなで手軽に使えます。

DHCマイルドUVプロテクション（SPF30、PA++++）

DHCの赤ちゃんにも使える日焼け止め
DHCベビー＆ママサンガード（SPF30、PA++）は、デリケートな赤ちゃんとママの肌を守る、天然成分配合の日焼け止めです。無香料、無着色、パラベンフリー、アルコールフリー、鉱物油不使用、天然成分配合、弱酸性です。通常のソープで簡単に落とせます。

DHCベビー＆ママサンガード（SPF30、PA++）