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キンモクセイの葉の緑が抜けて白っぽい葉だらけ(縮れた葉も)になったら―ハダニ退治

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ハダニはしつこい、専用の殺虫剤できちんと駆除しないとダメ
庭木のハダニ駆除なら『バロックフロアブル』が適している、『ダニ太郎』はバラ向け(PR)
使用期限に注意、通販は使用期限が分かるショップが無難

ある春の終わり頃、もしくは初夏に差しかかる頃、キンモクセイ(金木犀)の、2年目以降の葉の緑が薄れて、何だか白っぽくなってきていることに気づきました。

何だろうこれは? 私は何の知識もなく、何らかの病気なのだろうか、と思ったものの、放置していました。まだ、それほどひどく変色しているわけでもなかったので。

たまたまガーデニングに詳しい方と少し話す機会があって、ふと思い出して「キンモクセイの葉が白っぽくなっているみたいなんですけど」と尋ねてみたところ、その人は「ハダニですよ」と自信たっぷりに断言され、「葉を入れ替えるんですよ」とアドバイスを頂きました。

ハダニというものの存在を知ったのは、その時が初めてでした。ダニならよく知っていますが、その葉っぱに付くバージョンなのだろう、と推察しました。

葉を入れ替えるとは、おそらくハダニが付いて変色した葉を切り捨てて、新しい葉を生やすように仕向ければいいのだろう、と理解しました。

しかし、その時点で新芽が出て若葉が生える時期は終わっていました。そのまま、キンモクセイの葉のことなど忘れていました。

気がつくと、次の年の初夏になっていました。しばらくぶりにキンモクセイの葉を見てみると、以前よりもさらに緑が薄れて、白っぽくなった葉が増えていました。いずれにせよ、緑が薄れています。また、白や黄色に近い色に変わった葉に加え、ちぢれ気味になった葉もありました(下記の写真を参照)。

ハダニはしつこい、専用の殺虫剤できちんと駆除しないとダメ

この時点で私は初めて危機感を持ち、ハダニ対策をしなければ、と思いました。しかし、手ごろな園芸用の、そのままスプレーできる容器に入った殺虫殺菌材しか、頭に浮かびませんでした。

たまたま住友化学園芸の家庭園芸用の「ベニカXファインスプレー」を持っていて、その対象の1つがハダニとあったので、それを週に2回くらい使うことにしました。

秋になって、キンモクセイの花がとても少なかったけど一応咲いて終わって、改めてハダニはどうなったのだろう、と考えた時、よく見たら、もうキンモクセイの全体の葉が白っぽくなっていて、たまに黄色っぽい葉もありました。後で考えると、もしかしたら、黄色っぽい葉は、ベニカXファインスプレーのかけすぎだったのかな、という気もしました。

結論から言うと、どう考えてもハダニがいなくなった気がしませんでした。ようやく、もっと本腰を入れてハダニ駆除をしなければならない、と腹をくくりました。

そこでネットでいろいろ調べた結果、ハダニはかなりしつこくて、ハダニ専用の駆除剤を使わなければならない、とようやく理解しました。

庭木のハダニ駆除なら『バロックフロアブル』が適している、『ダニ太郎』はバラ向け(PR)

私と同じように自分でハダニ駆除に取り組まれた方のネットの書き込みを拝見すると、住友化学園芸の「ダニ太郎」という殺虫剤を使って成功した人がおられました。

ただ、さらに調べると、同じ住友化学園芸から「バロックフロアブル」という殺虫剤も発売されています。

どう違うのか、最初は分かりませんでしたが、キンモクセイのような庭木により適しているのは「バロックフロアブル」のほうでした。「ダニ太郎」は野菜・果樹・バラに適していると書いてあります。

どちらも、ハダニに耐性ができてしまうため、1シーズンに1回しか使えない上、指示通りに水で希釈してスプレーするという面倒な方法で使わなければならない、という衝撃の事実も知りました。つまり、薬剤だけでなく、水の量を量るビーカーみたいなものや、園芸用の霧吹きも調達しなければなりません。

「ダニ太郎」も「バロックフロアブル」も、Amazonや楽天市場で販売されています。しかし、使用期限間近の商品が送られてきた、というユーザーの人の書き込みを見て、私は通販ではなく、ホームセンターに行って、この目で使用期限を確かめて購入することにしました。どうせビーカーや園芸用霧吹きも買わなければなりませんから。

ところが、ホームセンターでは、「ダニ太郎」は売っていましたが、「バロックフロアブル」は扱っていませんでした。迷いましたが、取りあえず「ダニ太郎」を使ってみようと決意し、目盛り付きの園芸用霧吹きと一緒に買って帰りました。

園芸用の霧吹きについては、ケチって性能の良くないものを買わなくて、大正解でした。文字通り、値段の差は機能の差でした。

夏の炎天下では熱中症になりかねないくらい、不慣れな私には時間のかかる作業でしたが、幸い肌寒い秋でした。何とかキンモクセイ2株の全体の葉の裏表に、水で指示通り希釈した「ダニ太郎」を霧吹きで噴射しました。

ちゃんと卵にまで効いただろうか? 100%確かめることは、素人の私には無理でした。ただ、秋も深まって肌寒い日もあったのに、「ダニ太郎」使用直後に新しい葉が2カ所だけ生えてきて、その部分の葉はあまり濃くないけど全面的に緑色のまま冬を越し、春を迎えることができました。

そして迎えた新芽・若葉の季節。まだ昼間の気温が20度を超える日は稀な4月初めの段階で、まだハダニが活動するシーズン入りはしていないと思いますが、若葉はまだ柔らかい状態で、ハダニが付いた気配はありません(当たり前?)。昨秋の「ダニ太郎」使用後に生えて来た2カ所の葉は、一面緑色を保っていて張りもあり、それ以前にハダニに葉緑素を抜かれた可哀想な白っぽい葉・もしくは薄緑のちぢれかけた葉とは、明らかに違って見えます。

図表1 キンモクセイの葉―ハダニに葉緑素が抜かれた白っぽい葉(上側)、ダニ太郎使用直後に生えて半年後の緑の葉(下の真ん中より少し右側)、春に生えた若葉(下左側)

©ランダムライフ セレクト

しかし、ハダニと戦ってこられた方々の体験記を見ると、ほとんどのみなさんが、毎年対策を講じるつもりでおられます。

実は私は、気になってご近所のキンモクセイをいろいろ偵察してみましたが、近隣のキンモクセイはすべて、程度の差はあれ、ハダニ被害に遭っていました。

ハダニなんて微小な生き物は、きっと強風で簡単に飛んで来そうですから、いくら私が自分のキンモクセイのハダニを一旦駆除に成功しても、油断してはいけないな、と思いました。

ということで、私は自分の行けるところのホームセンターでは扱っていない、「バロックフロアブル」を通販で入手する決心をしました。

使用期限に注意、通販は使用期限が分かるショップが無難

使用期限の問題がありますので、住友化学園芸のオンラインショッピングのサイトで買うのが一番安全かな、と思います。ただ、そこで買うと、クレジットカードが使えなくて、代引きのみで、送料に加え、代引き手数料もかかります。

Amazonや楽天市場だと、2022年4月8日時点で、最低で1,110円プラス送料(Amazonプライム会員なら送料無料)で買えるのに、住友化学園芸の直販サイトで税込み定価1,320円に送料924円と代引き手数料330円が加算されて、合計2,574円もかかってしまうんですね。

安い代わりに使用期限が割と近いかもしれないリスクがあるのと、どっちがいいか迷うところですね。私自身はいろいろ悩ん出だ末、楽天市場のあるショップで使用期限が「2024年〇月」と明記されていて送料込みで1,700円ちょっとくらいのものを購入しました。実質2シーズンしか使えません。

もしかしたら、すごく安い値段が付いているショップだと、使用期限が間近なのかもしれません。ご近所にホームセンターや園芸用品店があれば、そこで自分の目で使用期限を確かめてから購入するのが一番だと思います。
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