フィギュアスケート

フィギュア四大陸選手権で紀平梨花が逆転優勝、三原舞依3位

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フィギュアスケートの四大陸選手権の女子シングルは、米国のカリフォルニア州アナハイムで2019年2月7日(日本時間8日)にショート・プログラム、8日(日本時間9日)にフリー・スケーティングの競技が行われ、ショートで5位と出遅れた紀平梨花選手(16)が、フリーでトリプルアクセルを含む完ぺきな演技で逆転し、総合221.99点で優勝した。

2位は、総合207.46点をマークしたカザフスタンのエリザヴェート・トゥルシンバエワ選手(18)で、ショート6位からの逆転表彰台となった。トゥルシンバエワ選手はカナダのクリケット・クラブでブライアン・オーサー・コーチらに指導を受けた後、ソチ五輪イヤーに国籍問題で指導が受けられなくなったロシアのエテリ・トゥトビレーゼ・コーチの門下生に復帰していた。

3位は三原舞依選手(19)で、ショート8位から巻き返して総合207.12点だった。ショートでは冒頭のトリプルルッツ-トリプルトウループの連続ジャンプが回転不足でダウングレードされ、フリーは同じ連続ジャンプが回転不足判定となったものの、それ以外はミスなくまとめてガッツポーズで終えた。

ショート2位の坂本花織選手(18)はフリーではダブルアクセルからの3連続ジャンプがシングルアクセルの単独ジャンプになるミスが出て伸び悩み、総合206.79点で4位となり、連覇を逃した。全日本女王になった後に、次世代高難度ジャンプ選手のシニア参戦前に世界一を目指したいと話していたが、気負ってしまったのだろうか。

紀平梨花選手はフリーで完璧な演技で逆転優勝

グランプリファイナルを制した紀平選手は、本大会のショートの試合前の練習で左手薬指の亜脱臼というアクシデントに見舞われていた。

「月の光」を楽曲使用したショートでは、冒頭のトリプルアクセルの回転が抜けてシングルアクセルの無得点となった。

その後、トリプルフリップ-トリプルトウループのコンビネーションジャンプとトリプルルッツは1.6点超の出来栄え加点を獲得し、ショートは68.85点(技術点35.82点、演技構成点33.03点)でショート5位発進となった。

紀平選手はフリーの競技直前の6分間練習では強い決意を示すかのような気迫の表情を見せていた。

「A Beautiful Storm」を楽曲使用したフリーでは、紀平選手は冒頭のトリプルアクセルを鮮やかに決めて、2.51点の出来栄え加点を獲得した。

次のジャンプはダブルアクセル-トリプルトウループにして手堅く出来栄え加点1.38点を得た。また、トリプルルッツ-トリプルトウループの連続ジャンプでは1.85点の出来栄え加点を獲得した。

紀平選手はノーミスで、大歓声の中圧巻の演技を終え、ガッツポーズをした。フリーの得点は153.14点(技術点82.74点、演技構成点70.40点)で、断トツのフリー1位となり、総合では221.99点で優勝した。

放送予定

地上波では以下の放送予定となっている(日本時間)。

3月20日(水)フジテレビ 世界選手権 女子ショート(競技14:55~21:00、放送時間未定)
3月21日(木祝)フジテレビ 世界選手権 男子ショート(競技14:55~21:00、放送時間未定)
3月22日(金)フジテレビ 世界選手権 女子フリー(競技17:30~22:00、放送時間未定)
3月23日(土)フジテレビ 世界選手権 男子フリー(競技17:30~22:00、放送時間未定)

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