フィギュアスケート

世界王者ネイサン・チェンが名門イェール大学に合格、スケートと両立希望

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2018年3月のフィギュアスケート世界選手権の男子シングルで、驚異の4回転ジャンプ6回着氷を達成して優勝したアメリカのネイサン・チェン選手(18)が、名門のイェール大学に合格した。

日本とは大学入試制度が違うとはいえ、高校の成績が非常に優秀でなければ合格不可能な難関大学だ。改めて、ネイサン・チェン選手の文武両道のレベルが高すぎることに驚くばかりだ。

ネイサン・チェン選手は3月31日~4月1日開催のアイスショー「STARS ON ICE」大阪公演に出演しており、ELLE Girlの2018年4月5日付の日本語記事によると、イェール大学合格は日本滞在中に知ったそうだ(ELLE Girlの2018年4月5日付「ネイサン・チェンがイェール大学に合格! フィギュアスケートと学業の両立を目指す」を参照)。

ネイサン・チェン選手は早くも、自身のインスタグラムのプロフィール欄に「Yale ‘22」(イェール大学2022年卒業クラス)と書き加えて、進学の意志を示している。

大学は東海岸、コーチは西海岸

ただ、ネイサン・チェン選手が11歳の時から指示しているラファエル・アルトゥニアン・コーチは、西海岸のカリフォルニア州のロサンゼルス近くのトレーニングセンターを拠点としている。

現在もネイサン・チェン選手以外に、アダム・リッポン、アシュリー・ワグナーといった大物選手を担当しており、今春からは日本の本田真凜選手(16)も同コーチに指導を受けることが決まっている。

一方、イェール大学は東海岸のコネチカット州ニューヘイヴンにある。上記のELLE Girlの記事によると、ネイサン・チェン選手はスケートを続けていきたいし、現在のアルトゥニアン・コーチに遠距離でコーチをしてもらいたいと思っているそうだ。

また、コーチのほうでも、ネイサン・チェン選手をできるだけ助けたいとの意向を明かしているそうだ。

アメリカの、しかも名門大学となると、授業にちゃんと出るのは当たり前で、宿題や課題も容赦なく出されて、スケートをやっていなくてもかなり忙しい大学生活になるはずだ。

それだけでも大変だが、ネイサン・チェン選手はさらにフィギュアスケートのトップ選手としてスケートの練習や試合もこなすつもりでいる。しかも、どれくらいの頻度かは不明だが、遠く離れたカリフォルニアのアルトゥニアン・コーチの元にも飛行機で通うつもりのようだ。

既に4回転ルッツまでの高難度ジャンプが跳べるから、新たな大技の習得の必要性は低いかもしれないが、それでも大技の技術を維持して、新たなプログラムを作って試合に臨むためには、かなりの練習量をこなさなければならない。

本当に大変だが、頭脳明晰なネイサン・チェン選手のこと。いかに効率良く試合で成功するか、いろいろ戦略を立てていきそうだ。

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