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テレビの買い替え時は? 衝動買いする前に来るべき大きな変化を知っておくべき

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うちのテレビの1台が、たまに中に入れるカード(B-CASカードと呼ばれるICカードと理解しています)の接触が悪いらしく、突然映らなくなることがあります。でも、カードを入れ直すと何事もなかったかのようにまた映るので、ま、いいか、と思ってそのまま使っています。

でも、ある日突然、どうやっても映らなくなったらどうしよう、と思ったりします。うちには他にもテレビがあるから、1台壊れても、直ちに困ることはありません。でも、観たい場所で観ることができないと、やっぱり買い替えることになるんだろうな、と漠然と思っています。

そこで、世の中の人はどういうタイミングでテレビを買い替えているのか、調べてみました。

内閣府の「消費動向調査」(2017年3月調査)によると、2人以上世帯のカラーテレビの平均使用年数は約9年でした。同調査によると、買い替え理由は約65%が「故障」で、これが圧倒的多数です。次に、約21%が「上位品目」、つまりより良い製品が欲しいから買い替えています。

故障したら、否応なしに買い替える人がほとんどでしょう。でも、より高性能な新製品を買うタイミングは、何らかのきっかけが必要ですよね。

たとえば、2006~2007年頃の薄型テレビブームや、2011年7月の地上デジタル(「地デジ」)放送完全移行をきっかけに、テレビを買い替えた人も多かったのではないでしょうか。

2007年に薄型テレビブームに乗っかってテレビを買った人は、もう10年経過しました。上記の内閣府の調査による、平均保有年数の約9年を過ぎています。

電子情報技術産業協会(JEITA)によると、2016年に4Kテレビの国内出荷台数は前年比で2倍近い121万9,000台に増加したそうですから、ブラウン管テレビから薄型テレビへの買い替えが進んだ時期に買った人の中には、既に買い替えし始めた人もかなりいると思われます。

一方、2011年7月の地上デジタル完全移行直前のラッシュ時に買った人はまだ6年半しか経過していませんが、買って9年目は2020年東京オリンピックの年です。東京五輪はキレイな大画面のテレビで、と家電業界に誘惑されそうな予感がします。

しかも、2020年夏の東京五輪より前の、2019年10月には消費税が10%に引き上げられる予定です。ふん、どうせまた土壇場で景気が心配だとか言って延期になるんじゃないの、とタカをくくっている人もいるかもしれませんが、本当に10%に増税となれば、直前には値の張る家電の駆け込み買いがあるのは必至です。

4K8K-大きな変化がやって来る

ところで、テレビについて疎い人が、何も考えずに安売りで在庫処分品のテレビを衝動買いすると、後で後悔するかもしれません。というのも、テレビの技術が大きな変化の時期に差し掛かっているのです。

12月1日にシャープが超高精細な映像技術の「8K」に対応した液晶テレビ「アクオス 8K」を発売しました。まだ地デジの2Kの私には、8Kの画面がいかに美しいか、想像がつきません。でも、そんなに超キレイな映像なんて必要じゃないと言いつつも、一度キレイな映像を目にしてしまうと、病みつきになるのが人間です。

もっとも、大手家電量販店での当初店頭価格は100万円超でしたから、一般消費者には手が出ません(何年か経てば値崩れするかもしれませんが)。そもそも、現在は8Kは試験放送段階で、8Kの家庭用のチューナーは未発売ですから、一般視聴者には関係ない話です。

2018年12月に始まる8Kの実用放送をする予定を決めているのはNHKだけですが、それまでに、シャープは8K放送の視聴に必要な受信機や受信機搭載8Kテレビを発売予定とのことです。もちろん、他社も8K実用放送開始までに、8K放送が視聴可能なテレビやチューナーを製品化することが見込まれます。

でも、どうせ8Kは高すぎるから庶民はせいぜい4Kではないか、という気がしているところ、4Kも変わるというややこしい話があります。

本日(2017年12月22日)時点で総務省のHPには、4K・8K放送が2018年12月にスタートすることについて、注意を呼び掛ける動画が用意されています。そこでは、現在と異なる方式であるため、視聴するには受信できる外付けチューナーなどの機器が別途必要になると明言されています。

また、アンテナメーカーのDXアンテナのHPの4K8K特設サイトにも一般視聴者向けに、どうすれば2K・4K全ての放送が散調できるかについて解説してあります。4K対応テレビを持っている人も、新たに4Kチューナーと4K8K対応BSアンテナを用意する必要があります。私のように2Kのテレビしか持ってない場合は、4K対応テレビ+4Kチューナー+4K8K対応BSアンテナが必要になります。

なお、本日(2017年12月22日)時点のシャープのHPを見ても、「今売っている4Kテレビでは、将来の4K放送が見られない?」との質問に回答する形式で、「2018年から始まる4K・8K実用放送は、現在の方式とは異なるため、新たに新方式に対応したアンテナとチューナーが必要になります」と明記してあります。

テレビが故障して直ぐに買わなければならないならともかく、私のように漠然と買い替えのタイミングを探っている程度であれば、まずしっかり情報収集したほうが良さそうです。


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