耳掃除は、健康な人なら原則不要の時代になった

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私事ですが、片方の耳にちょっとした問題が生じて、耳鼻咽喉科のクリニックに通うようになりました。その話は追い追いすることにします。

今回は、耳掃除はやめたほうがいい、という話です。

耳鼻咽喉科のクリニックの待合室に、クリアファイルにパンフレットみたいな紙が入っていて、患者さんたちの目に触れやすいように置いてありました。

大きめの印刷文字で、「耳掃除はやめましょう」という趣旨のタイトルがありました。耳掃除は耳鼻科のお医者さんにお願いすればいいとのことでした。

耳垢は不要な老廃物ではない、耳掃除は原則不要

お医者さんに確認したところ、要は、耳垢には耳を守る役割があるし、ヘタに耳掃除をすると外耳を傷つける可能性があるから、耳掃除は基本的にはやらないようにしましょう、との趣旨でした。どうしてもやりたい場合は、入口から1センチぐらいまでを、柔らかい綿棒の類でそっとお掃除するにとどめてください、とのことでした。

え、耳掃除をしてはいけないの、と内心驚きました。確かに、耳掃除は耳を傷つけない程度に、という注意は、昔からありました。私自身も、うっかり耳掃除をやりすぎて、耳が痛くなって困ったこともありました。

それにしても、既に長年、耳掃除が習慣になっている人もいるでしょう。実は、耳掃除の欠点の1つは耳掃除が習慣になること、と言われ、思わず笑いそうになりました。

耳掃除をやめましょう、というのは大きな変化です。たとえば、もう何年も前ですが、子供のピアノ教室のイベントのお土産に、カワイイ動物の飾りが付いている耳かきを頂いたことがありました。当然、誰もが耳掃除をするだろうという前提のもとに、そういうプレゼントが教え子全員に配られたのです。

その耳かきが、もう使えなくなるのです。時代は変わりました。でも、耳かき製造業者はどうするんでしょうね。

ところで、たかが耳掃除のためにわざわざ耳鼻科を受診する人って、そんなにいるんでしょうかね。小さなお子さんをお持ちのお母さんならともかく、大人だったら、そんなことでお医者さんを煩わすのも申し訳ない、くらい考えてしまいそうです。

基本的には、耳垢は自然に外に出る

なお、ネットで調べてみると、耳かきはダメ、という話は結構いろいろ出ています。

たとえば、日経電子版のNIKKEI STYLEのヘルスUPのセクションの2017年6月12日付の「耳かきダメ 『とにかく耳にモノを突っ込むな』と注意」と題する記事がありました。その記事によると、「耳垢は、耳の穴の開口部から鼓膜までつながる外耳道を保護する役割」を果たしているそうで、湿ったタイプの耳垢であっても、「自然に耳の穴から外に落ちます」ので、「健康な状態であれば、耳掃除の必要は全くない」とのことです。

しかし、同じ記事にありますが、耳垢塞栓、つまり外耳道の奥に耳垢が溜まって外耳道を塞いで、耳の痛みなどの問題症状が出てくるような場合は、耳鼻科を受診するしかありません。


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