羽生結弦が美しい『春よ、来い』の舞をユーミン生歌唱とコラボ/ 試合日程

（目次）・TOP
・松任谷由実の歌、清塚信也のピアノで、とにかく美しい「春よ、来い」の舞
・羽生選手はオータムクラシック、GPシリーズ・カナダ大会、NHK杯に出場
・商品情報

羽生結弦選手が2019年8月24日の日本テレビ系「24時間テレビ」にVTR出演し、北海道胆振東部地震の被災地を訪問し、スペシャルアイスショーで魅せた。

アイスショーの前に、被災地のハスカップ栽培農家を訪ね、ハスカップの果実を食べ、スムージーを飲んで「めっちゃおいしいです」とほほ笑んでいた。

松任谷由実の歌、清塚信也のピアノで、とにかく美しい「春よ、来い」の舞

アイスショーは、イントロ部分に地元の吹奏楽団の人たちが加わり、その後清塚信也のピアノ、松任谷由実のボーカルという超豪華なで松任谷の「春よ、来い」のパフォーマンスを行った。

吹奏楽団に合わせたユーミンの歌が途切れると、清塚のピアノソロが始まり、そこで羽生選手が登場した。ピンクがかった白地にフリルがひらひらしたトップスに、黒のボトムスの衣装だった。

羽生選手が舞い始めると、その美しさ、優美さ、それでいてパワフルでスピーディーでもあり、すべて素晴らしかった。さすが羽生選手。

ジャンプはトリプルループと、シングルアクセルだった。シングルアクセルは、素人目にはもしや回転が抜けたのかと焦ったが、SNSの書き込みを見ていると、ディレイドアクセル、つまり跳んでから回転のタイミングを遅らせて、音楽に合わせて着地していた、と説明している人がいた。

スピンは高速でキレイだし、トレードマークの低姿勢のハイドロブレーディングやイナバウアーもゆったりと見せた。とにかく美しい、アーティスティックな演技だった。

ワイプ画面には、チャリティーパーソナリティーとして東京・両国国技館にいる、浅田真央さんも映っていた。本当に豪華メンバーだ。

終わった後、ユーミンは目を潤ませながら、「みなさんが、私たちのパフォーマンスを通して、新たな勇気をもってくれたら、こんなに音楽をやっていて幸せなことはありません」と述べた。

羽生選手は、「僕自身も、すごく心を込めて滑りました。みなさんにとっても、何か前を向いて歩いて行けるような、そんな春が来るようにって想って滑りることができました。ありがとうございます」と話した。

スペシャルアイスショーのVTRが終わると、両国国技館の生放送画面となった。

コメントを求められた浅田真央さんが「羽生選手の想い、素晴らしいなと思いました。今回のこの演技も、本当に、羽生選手の想いが伝わりました。素晴らしかったです」と述べた。

すごい顔ぶれの揃った、素晴らしい企画だった。

羽生選手はオータムクラシック、GPシリーズ・カナダ大会、NHK杯に出場

なお、羽生選手の2019～2020年シーズンの初戦は、カナダで開催されるオータムクラシックで、男子ショート・プログラムは9月14日の予定となっている。紀平梨花選手も9月13日の女子SPが初戦となる。

その後、羽生選手はグランプリ・シリーズの10月25～27日のカナダ大会、11月22～24日のNHK杯に出場する。

宇野昌磨選手は11月1～3日のフランス大会、11月15～17日のロシア大会に出場する。

米国のネイサン・チェン選手は、10月18～20日のアメリカ大会と11月1～3日のフランス大会に出場する。

グランプリシリーズ 2019の日程と主な出場選手

10月18～20日アメリカ大会
男子: 友野一希、島田高史志郎、ネイサン・チェン（米国）、ジェイソン・ブラウン（米国）、キーガン・メッシング（カナダ）、ボーヤン・ジン（金博洋、中国）
女子: 坂本花織、樋口新葉、山下真瑚、エリザベータ・トゥクタミシェワ（ロシア）、アンナ・シェルバコワ（ロシア）、スタニスラワ・コンスタンティノワ（ロシア）、エリザベート・トゥルシンバエワ（カザフスタン）、ブレイディー・テネル（米国）

10月25～27日カナダ大会
男子: 羽生結弦、田中刑事、ミハイル・コリヤダ（ロシア）
女子: 紀平梨花、三原舞依存、エフゲニア・メドベージェワ（ロシア）、アレクサンドラ・トゥルソワ（ロシア）、ブレイディー・テネル（米国）

11月1～3日フランス大会
男子: 宇野昌磨、ネイサン・チェン（米国）、セルゲイ・ボロノフ（ロシア）、アレクサンドル・サマリン（ロシア）
女子: 坂本花織、樋口新葉、白岩優奈、アリーナ・ザギトワ（ロシア）

11月8～10日中国大会
男子: 田中刑事、ボーヤン・ジン（金博洋、中国）、キーガン・メッシング（カナダ）
女子: 宮原知子、三原舞依、本田真凛、エリザベータ・トゥクタミシェワ（ロシア）、アンナ・シェルバコワ（ロシア）、エリザベート・トゥルシンバエワ（カザフスタン）、ソフィア・サモドゥロワ（ロシア）

11月15～17日ロシア大会
男子: 宇野昌磨、友野一希、ビンセント・ジョウ（米国）、アレクサンドル・サマリン（ロシア）
女子: 宮原知子、白岩優奈、横井ゆは菜、エフゲニア・メドベージェワ（ロシア）、アレクサンドラ・トゥルソワ（ロシア）、スタニスラワ・コンスタンティノワ（ロシア）

11月22～24日 NHK杯（日本大会）
男子: 羽生結弦、山本草太、ジェイソン・ブラウン（米国）、ミハイル・コリヤダ（ロシア）、セルゲイ・ボロノフ（ロシア）
女子: 紀平梨花、、山下真瑚、アリーナ・ザギトワ（ロシア）、ソフィア・サモドゥロワ（ロシア）

12月5～8日　グランプリファイナル（イタリア・トリノ）

フィギュアスケートの記事：

2018年3月25日付　フィギュアスケート2017～2018年シーズンの記事リスト（平昌五輪シーズン）