先日、リビングのテラス窓を開けて網戸も開けたところ、たまたま頭上の壁のところにいたヤモリが、部屋の中に入ってしまい、猛スピードで、部屋の奥の物陰に、隠れてしまいました。
ヤモリは縁起がいい生き物とされていますが、私は爬虫類が苦手なので、何とか捕まえて外に出そうとしましたが、無理だったので、駆除する方針に切り替えました。
この記事では、家の中に入ったヤモリを生きたまま捕まえる方法や、駆除する方法についてまとめてみました。ついでに、我が家の場合の顛末も報告します。
ヤモリは縁起がいい生き物→できれば生きたまま室外に出したい
ヤモリが家に現れるのは、縁起がいいことだと考えられています。
ヤモリは漢字で「家守」と書かれるだけあって、家を災害や不運などから守ってくれる、縁起がいい存在とみなされています。
ヤモリは蚊や蛾(ガ)などの害虫を捕食するため、自然の害虫駆除剤の役割を、果たしてくれます。
このため、私としても、できればヤモリを駆除せず、生きたまま部屋の外に逃がしてあげたいと思いました。
ですが、そもそも物陰に隠れていて、どこにいるか分からない時間が長く、いざヤモリを見つけても、動きが速くて追いつけませんでした。そもそも手づかみなんて怖くて無理です。
家の中にいるヤモリの捕まえ方←できれば生きたまま外に逃がしたい
ヤモリは縁起のいい生き物ですから、できることなら殺さずに、生きたまま外に逃がしたいところですね。
方法を調べてみましたが、アナログにやるしかありません。
手づかみできる人は、ゴム手袋などをはめて、素早く動くヤモリを何とか掴んで、外につまみ出すことになります。
手づかみが無理なら、子供が使う虫取り網を使って、ヤモリを捕獲するのが、王道です。
なお、ヤモリを上手く誘導する方法の1つとしては、ヤモリが大音響でビックリして逃げ出す習性を、利用しましょう。大きな音で逃げさせて、誘導することで、上手く移動させる作戦です。
しかし、私の場合は、ヤモリがずっと物陰に潜んでいて、大音響でおびき出すことは、できませんでした。
家の中のヤモリをやむを得ず駆除する方法―殺虫剤か粘着シート
ヤモリは縁起がいい生き物だから、はなはだ不本意ですが、最終的には駆除するしかないのかな、と悩みました。
家人が「ペットと思えばいいんじゃない?」なんて言いましたが、これから寒い季節になるから、今まさに繁殖期、と知ると、やっぱり家の中でヤモリが繁殖するのは嫌、無理、と言わざるをえませんでした。
そこで、ヤモリを駆除する方法を調べました。基本は、殺虫剤や粘着シートです。
殺虫剤は、ハエや蚊に効くピレストロイド系のものです。ハエや蚊よりも大きな体のヤモリは、駆除するにはハエや蚊よりも多くの量が必要とのことです。
私の場合は、ヤモリが姿を見せないので、まずは室内で、夏場にハエや蚊を駆除する場合に使っている、フマキラーのベープマットを焚くことにしました。
しかし、数時間かけてベープマットを通電させて、薬剤を蒸散させましたが、手ごたえはありませんでした。ヤモリが物陰に潜んでいるから、行き渡らなかったのかもしれません。
次に考えたのは粘着シート作戦です。実際には、アース製薬のごきぶりホイホイを使いました。
ちなみに、うちではもう何年も、室内でごきぶりを見かけたことはありませんが、過去に買ったごきぶりホイホイのセットの余りがありましたので、それを壁際などにセットしました。ヤモリは部屋の真ん中ではなく、壁際を走る習性があるとのことなので。
我が家の顛末―ヤモリを生きたまま捕獲し逃がすまで
私は自分で直接ごきぶりホイホイにヤモリが入ったかどうかを確認するのが怖かったので、家人に頼みましたら、「入っている!」と驚きの報告がありました。
昼間に、私が数時間外していた間に、ヤモリが走ってごきぶりホイホイに入り込んで、粘着シートの上で、動けなくなって、口をパクパクして、もがいていたそうです。
まだ生きてピンピンしていたので、家人が手袋代わりのビニール袋ごしに、ヤモリを粘着シートから引きはがそうとしましたが、粘着が強力すぎて、上手くはがれませんでした。
ならば、可哀想だけど、殺虫剤スプレーをかけてあの世に送ってあげるしかない、と決意しました。
家人が屋外に出て、ヤモリに殺虫剤スプレーをかけたところ、即座にヤモリが粘着シートから取れたので、だったら殺虫剤をすぐに除去してあげるべく、急いでヤモリを水で洗いました。
一瞬でしたが、殺虫剤がかかってしまったので、いずれ弱って死んでしまう可能性はありましたが、水で洗った段階で、ヤモリはまだ生きて動いていましたので、そのまま逃がしてあげました。
以上が、我が家の室内に入ってしまったヤモリを、逃がしてあげるまでの顛末でした。
可能な人は、駆除でなく、生きたまま屋外に逃がす方法の検討を!
個人的な意見ですが、ヤモリは縁起がいい生き物とされているので、可能な人は、駆除ではなく、生きたまま屋外に逃がす方法を検討することを、おすすめします。
つまり、殺虫剤や粘着シートを使わず、ヤモリを(ビニール手袋ごしに)手でつかむか、虫取り網で捕獲することが可能な人は、そうすることをおすすめします。