自転車用レインコート選びのポイントとおすすめ←自転車の傘差し運転に反則金導入

2026年4月1日から、自転車の傘差し運転に対して「青切符」反則金5,000円が導入されることになり、雨の日の自転車対策がますます重要になっています。

特に、雨の日の通勤や買い物には、自転車用のレインコートが欠かせません。

しかし、どのレインコートを選べば良いのか、迷う方も多いのではないでしょうか？

この記事では、自転車用レインコートの選び方のポイントと、実際におすすめのアイテムをご紹介します。安全かつ快適に雨の日も自転車を楽しむための参考にして頂ければ幸いです。

安さ優先なら使い捨てレインコート、でも値段の差は機能の差

レインコートの価格はさまざまです。機能性や耐久性よりも安さを優先したいなら、使い捨てレインコートという選択肢もあります。

2025年6月22日時点で、使い捨てのビニール製レインコートの価格は税込み1000円未満で、多くは600～700円前後で入手可能です。

私自身も、使い捨ての半透明のビニール製のレインコートを使ったことが、何度もあります。

ですが、値段の差は機能の差でもあります。安いレインコートだと、撥水性が不十分だったり、とめる箇所が壊れやすかったり、使い勝手が悪かったりする場合があります。

たとえば、私が気になったのは、フード部分が不安定で、自転車を運転中に、フード部分が脱げやすかったことでした。

しかし、ある程度値段の張った本格的なレインコートなら、フード部分が簡単に脱げないように、工夫がなされています。

ポンチョ型のレインコートは、手軽に着用でき、リュックも内側に背負えることが魅力です。私も最初に自転車用として買ったのは、ポンチョ型でした。

しかし、ポンチョ型には、デメリットもあります。丈が短めで末広がりのポンチョ型のレインコートは、風が強い日には適していません。

女性であれば、ロングのフレアスカートが強風でめくれて、苦慮した経験がある人もいるでしょう。それと同じ現象が、末広がりデザインのポンチョ型レインコートでは起きやすいのです。

私は身を持って悲惨な体験をしました。風が強い雨の日に、末広がりデザインのポンチョ型のレインコートを着用して自転車を運転したところ、風がポンチョの下から内部に入って来て、ポンチョが膨張し、めくれたレインコートが丸ごと、風に吹き飛ばされそうになりました。

風が入りにくい、末広がりではないロングのポンチョ型レインコートであれば、めくれる心配はほとんどないかもしれません。

複数のレインコートを保有する場合には、手軽なポンチョ型のレインコートも選択肢にしておいて、風が強くない日に使うようにするといいと思います。

まともなレインコートなら、撥水性・防水機能や、フードが運転中に脱げる心配がないことは、基本中の基本です。

さらに利便性を考えると、リュック対応型が便利です。

レインコートがリュック対応でない場合は、リュックやバッグが濡れないようにする対策（カゴ用カバー設置など）をとるか、シンプルに財布とカギだけポケットに入れて出かけるか、になります。

また、安全面の観点からは、視野をなるべく広く保ちたいので、透明レインバイザー（ひさし）付きのレインコート（またはレインポンチョ）が便利です。

ただし、顔の前にかかる大きなレインバイザーの場合は、空気の流れが遮断されると、透明部分が曇る可能性もある点に、注意しましょう。